一升餅って何をする?選び取りや地域ごとの違いなども解説!
赤ちゃんの1歳の誕生日。この大切な記念日に、日本では古くから「一升餅」という素敵な伝統行事が行われています。
でも「具体的にどんな準備が必要?」「どうやってお祝いするの?」と、よくわからないまま1歳の誕生日を迎えようとしている・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ベビー服専門店スタッフであり、2児の父でもあるほんだが、一升餅の由来や祝い方、地域ごとの違いなどなど、まとめて解説いたします!
一升餅とは?その由来と意味
一歳の誕生日を祝う「一升餅」の行事には、深い願いが込められています。
「一升」という言葉には「一生」という意味が掛けられており、お子様の健やかな成長への願いが込められているんです。
具体的には、次のような願いが込められています。
・一生食べ物に困らないように
・一生健康で過ごせますように
・一生円満に暮らせますように
一升餅の基本的な祝い方
一升餅のお祝いは、以下のような流れで行われるのが一般的です。
1. 準備について
一升餅は和菓子屋さんやお米屋さんで購入できます。
最近では、ネット通販でも簡単に手に入れられるようになってきました。
手作りすることもできますが、手間を考えると購入される方が多いようです。
大きな一つのお餅を用意するのが一般的ではありますが、小分けにして配りやすいよう、初めから小さく切り分けられたタイプのものも最近は人気です。
2. 背負わせ方のコツ
お餅は風呂敷やリュックに包んで背負わせます。
特に風呂敷を使う場合は、赤ちゃんの首が締まらないよう、斜めがけにするのがポイントです。
一生餅が入れられるベビーリュックは、その日だけでなくお散歩などでも便利に使えるので、一歳の誕生日プレゼントとしてもよく選ばれます。
3. 儀式の進め方
一升餅を背負った赤ちゃんが立ち上がれたら「身を立てられる」というおめでたい意味があります。
立てなかった場合も「ずっと家にいてくれる」という良い意味に捉えられています。
転んでしまっても「厄落とし」として縁起が良いとされているので、どんな結果でも温かく見守ってあげましょう。
地域ごとの特徴的な祝い方
一升餅の祝い方は、実は地域によって様々なんです。
特に西日本では祝い方が大きく変わってきますので、遠方からおじいちゃんおばあちゃんを呼ぶ場合や帰省して祝う場合などは、知っておくといいでしょう。
東日本の特徴
北海道では「誕生餅」、東北では「立ったら餅」「餅背負い」など、地域によって呼び方が異なります。
関東では「背負い餅」として知られ、背負わせて歩かせる習慣が一般的です。
西日本の特徴
九州地方では「踏み餅」として知られ、草鞋を履かせてお餅を踏ませる独特の習慣があります。
また、近畿地方ではシンプルに背負わせるスタイルが主流です。
踏み餅に使った草鞋は、記念品として大事にとってあります。
選び取りの儀式について
一升餅と一緒に行われることが多いのが「選び取り」の儀式です。
赤ちゃんの前にさまざまな道具を置き、選んだものでその子の将来を占うという楽しい行事です。
最近では、実物の代わりに絵カードを使ったり、スマートフォンや楽器など、現代的なアイテムを取り入れたりする家庭も増えています。
大切なのは、家族みんなで赤ちゃんの未来を想像しながら、楽しい思い出を作ることですね。
お子様の大切な1歳の誕生日に、この素敵な日本の伝統行事を取り入れてみてはいかがでしょうか。
きっと、かけがえのない思い出になるはずです。
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