冬の夜、赤ちゃんを寒い部屋で寝かせても大丈夫? 快適な寝室環境の作り方
「夜中にエアコンを切ると部屋が寒くなるけど、赤ちゃんは大丈夫かしら...」
「光熱費が気になるけど、赤ちゃんのためにエアコンは必要?」
そんな疑問を持つママとパパは多いのではないでしょうか。
結論から言うと、赤ちゃんを寒い部屋で寝かせることはおすすめできません。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、夜間もエアコンを使用して20~23℃程度の安定した室温を保つことが重要です。
寒すぎる環境は赤ちゃんの健康に影響を与える可能性があり、特に冬場は要注意なんです。
ただし、エアコンの使い方には工夫が必要です。
快適な睡眠環境や赤ちゃんが快適に眠っているサインを知ることで、赤ちゃんにとって快適な睡眠環境を作ることができます。
この記事では、そんな赤ちゃんの冬の温度管理のポイントと、具体的な対策について詳しく解説いたします!
赤ちゃんの体温調節の基礎知識
赤ちゃんは大人と違って、体温調節機能が未発達です。そのため、環境温度の変化に対して特に敏感で、自力での体温調整が難しい特徴があります。
だからこそ、寒い冬も着るものやエアコンでしっかり温度調節をしてあげることが重要なんです。
寒い部屋で寝かせるリスク
エアコンをオフにした寒い部屋で赤ちゃんを寝かせることには、以下のようなリスクがあります。
極端に寒い部屋で寝かせてしまうと、カゼをひくリスクが高まってしまったり、場合によってはSIDSのリスクも増加してしまうんです。
- 体温低下による免疫力の低下
- 呼吸器系の感染症リスク上昇
- 睡眠の質の低下
- 突然死症候群(SIDS)のリスク増加
適切な室温と環境作り
赤ちゃんが快適に眠れる環境の目安を、簡単にまとめてみました!
20~23℃
快適な環境を保つためのポイント
- 温度計の設置: ベビーベッドの近く(顔の位置)に設置
- エアコンの風向き: 直接赤ちゃんに当たらないよう調整
- 湿度管理: 40~60%をキープ(加湿器の使用推奨)
- 定期的な換気: 2~3時間に1回、短時間で実施
室温管理で特に注意したいのは、急激な温度変化を避けることです。
エアコンの設定温度は急激に変えず、徐々に調整していきましょう。
上記はあくまで目安なので、また、赤ちゃんの様子を見ながら、快適な温度を見つけていくことが大切です。
おすすめの服装と寝具
室温管理はこれでばっちり!と思っても、寝相が悪くて布団をかけたまま寝てくれないことも。
冬の就寝時の服装は、以下を基本に考えるといいですよ。
よほど寒い地域でなければ、下に着るものは薄手にし、冬用のスリーパーを使うのが、快適に過ごすためのポイントです。
室温20~23℃の場合の服装と寝具
- 綿100%の長袖ボディスーツやロンパース
- 冬用スリーパー
- 薄手の毛布1枚
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ふんわり軽いフリースで着心地もよく、お腹はあったか。
そして背中のメッシュが、こもりやすい寝汗をしっかり発散してくれます。
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快適な寝室環境づくりには、赤ちゃんの様子を観察することが大切です。
赤ちゃんの体調を確認する際は、以下のポイントに注意して見てみましょう!
1. 首筋や背中の汗をチェック
適度な状態:
- 首筋がしっとりする程度
- 背中もしっとりする程度
注意が必要なサイン:
- 服が汗でびっしょり
- 全く汗をかいていない
- 冷や汗をかいている
2. 手足の温かさを確認
適度な状態:
- お腹と同じくらいの温かさ
- ひんやりするくらいなら大丈夫
注意が必要なサイン:
- 手足が異常なほど冷たい
- 手足が熱く火照っている
- 手足の色が悪い(青白い)
3. 顔色や機嫌をみる
適度な状態:
- 顔色が良く、穏やかな表情
- 起きている時は活発
注意が必要なサイン:
- 顔が赤すぎる
- 顔色が青白い
- 機嫌が悪く、ぐずりが多い
- 普段より元気がない
4. 寝つきや睡眠の質
適度な状態:
- スムーズな寝つき
- 安定した寝息
- 規則正しい睡眠時間
注意が必要なサイン:
- 寝つきが悪い
- 頻繁な寝返りや体動
- いつもより早く目が覚める
- 寝ている間の咳やむせび泣きが多い
以下の場合は、すぐに医師に相談しましょう:
- 38度以上の発熱がある
- ぐったりして元気がない
- 顔色が明らかに悪い
- 呼吸が普段と違う
- 短時間で症状が悪化している
まとめ
夜間のエアコンや暖房の使用は、赤ちゃんの健康を守るために重要です。
温度計を設置して室温や湿度チェックし、快適な睡眠環境を整えることをおすすめします。
心配な場合は、かかりつけの小児科医の方などにも相談してみてくださいね。
2歳と9歳、二人の育児を毎日楽しみながら学んでいます!