赤ちゃんが布団を蹴ってしまうのはなぜ?原因とカゼをひかない対処法
「赤ちゃんが布団を蹴ってしまって困り!」というパパとママは、たくさんいらっしゃいます。
布団をかぶらなくても元気でいてくれるのならいいのですが、そのせいでよくカゼを引いていて・・なんていう場合も。
そこでこちらの記事では、その理由と風邪予防のための効果的な対策を詳しく解説します。
「お布団をかぶせてもかぶせても蹴ってしまってもうだダメだー!」とお悩みの方は、よかったらご覧になってみてください。
赤ちゃんが布団を蹴ってしまう理由
赤ちゃんが布団を蹴ってしまう理由には、主に以下のようなものがあります。
それぞれの要因について詳しく見ていきましょう。
体温調節の未熟さ
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、寝ている間に体温が上昇しやすい傾向があります。
この体温の上昇により、赤ちゃんは暑さを感じて布団を蹴ってしまうことがあります。
赤ちゃんの体温調節機能はまだ発達途中であるため、環境の変化に敏感に反応するんです。
熱放出のメカニズム
赤ちゃんは手足から熱を放出して体温を調整する傾向があります。
布団をかけると、この熱放出が妨げられ、体が暑くなってしまいます。
結果として、赤ちゃんは本能的に布団を蹴り飛ばし、体を冷やそうとするのです。
これは赤ちゃんなりの体温調節の方法と言えるでしょう。
寝相の悪さ
赤ちゃんの寝相が悪いことも布団を蹴る原因の一つです。
特に寝返りができるようになると、赤ちゃんの夜間の動きは活発になります。
この活発な動きにより、無意識のうちに布団から出てしまうことがあります。
布団を蹴ってしまうのは、体が成長している証拠のひとつでもあるんです。
寝具の不適切な選択
赤ちゃんに合っていない寝具を使用していると、不快感から布団を蹴ってしまう可能性があります。
例えば、素材が肌に合わない、重すぎる、サイズが合っていないなどの理由で、赤ちゃんが寝具に違和感を覚えると、それを取り除こうとして布団を蹴ることがあります。
赤ちゃんの快適さを最優先に考えた寝具選びが大切です。
風邪予防のための対策
赤ちゃんが布団をかぶってくれない場合でも、風邪を予防するためのいくつかの効果的な対策があります。
これから紹介する方法を組み合わせることで、赤ちゃんの健康を守りながら快適な睡眠環境を整えることができますよ。
1. 適切な服装の選び方
赤ちゃんの体温を適切に保つための服装選びは非常に重要です。
以下の点に注意して選びましょう。
薄手のパジャマ
薄手のパジャマやロンパースは、赤ちゃんの体を優しく包み込みながら、適度な通気性を確保します。
綿100%などの天然素材を選ぶと、肌への刺激が少なく、汗を吸収しやすいため理想的です。
季節に応じて生地の厚さを調整し、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしましょう。
スリーパー
スリーパーは、布団の代わりになる着るタイプの寝具です。
赤ちゃんが動いても脱げにくいため、一晩中お布団の代わりに体温を適切に保つ手助けをしてくれます。
季節に合わせた素材や厚さのものを選び、赤ちゃんの動きを妨げない適切なサイズを選ぶことが大切です。
腹巻き
赤ちゃんが一人で歩けるようになるくらいの月齢からは、腹巻きも有効です。
赤ちゃんの腹部の冷えを防ぎ、体温調節を助けてくれます。
特に冷え性の赤ちゃんや、寒い季節には効果的です。
ただし、きつすぎないものを選び、赤ちゃんの動きを制限しないよう注意しましょう。
2. 最適な寝室環境の整え方
服装と合わせて、快適で健康的な睡眠環境を整えることで、風邪のリスクを減らすことができます。
以下の点に注意して、赤ちゃんの寝室環境を整えましょう。
適切な室温の維持
寝室の理想的な室温は、冬場は20~23度、夏場は26度~28度と言われていますが、赤ちゃんが小さいうちは、夏場でも23度~25度くらいが快適に過ごせます。
この温度範囲を維持することで、赤ちゃんは快適に眠ることができ、体温調節の負担も軽減されるんです。
室温計を設置して定期的にチェックし、必要に応じて調整を行いましょう。
適切な湿度の確保
寝室の湿度は40~60%が基準といわれますが、できれば50~60%程度に整えると冬でも快適です。
適切な湿度を保つことで、赤ちゃんの喉や鼻の粘膜が乾燥せず、風邪やその他の呼吸器系の問題を予防できます。
加湿器を使用する際は、清潔に保つことを忘れずに。
暖房と加湿器の適切な使用
暖房を使用する際は、部屋全体が均等に暖まるよう注意しましょう。
また、暖房による乾燥を防ぐため、加湿器を併用することが望ましいです。
ただし、直接赤ちゃんに風が当たらないよう、配置には十分注意が必要です。
3. 布団の正しい使い方
布団の選び方と使い方も、赤ちゃんの快適な睡眠と安全に直結します。
以下のポイントに注意して、適切な布団の使用を心がけましょう。
敷布団は固いものを
敷布団は、赤ちゃんに合わせてやや硬めのものを選びましょう。
柔らかすぎる敷布団だと、赤ちゃんがうまく寝返りを打てなかったり、月齢の小さいうちは窒息のリスクも高まります。
適切な布団の配置
寝返りが上手にできないうちは、添い寝はなるべく避けて、赤ちゃん用の睡眠スペースは別に設けましょう。
万が一、大人の体がぶつかってケガをさせてしまったりするのを防ぐために大事なことです。
かけ布団は使わない。
自分で布団をかけたりはがしたりできないうちは、掛布団の使用は避けましょう。
特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんの場合、スリーパーなどを使用し、寝具の安全性には十分注意を払いましょう。
4. 観察と調整を
赤ちゃんの状態を常に観察し、必要に応じて環境を調整することが大切です。
以下のポイントに注意して、赤ちゃんの快適な睡眠をサポートしましょう。
定期的な確認
赤ちゃんの様子をこまめにチェックして、快適に眠れているか確認しましょう。
呼吸の様子、肌の色、体の動きなどを観察し、異常がないか注意深く見守ることが大切です。
汗のチェック
適度な汗は体温調節の証拠ですが、過度の発汗は要注意です。
首筋や背中に触れて汗の量をチェックし、必要に応じて衣服や空調を調整しましょう。
衣服の調整
肌着が汗で濡れている場合は、着替えをさせましょう。
濡れた肌着を着たままにしておくと、体温が奪われて冷えてしまう可能性があります。
予備の肌着を用意しておき、必要に応じて着替えられるようにしておくことが大切です。
お布団蹴とばしにおすすめ対策アイテム
特に冬場のお布団蹴とばし対策に一番おすすめしたいのが、こちらのスリーパーです。
ふんわり軽いフリースで着心地もよく、お腹はあったか。
そして背中のメッシュが、こもりやすい寝汗をしっかり発散してくれます。
よほど寒い地域にお住まいでない場合は、真冬も長袖ロンパースにこれを着せるだけで、お布団のかわりに赤ちゃんをしっかり守ってくれますよ。
ふんわり軽いフリースの、冬用あったかスリーパー
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商品ページを見る>冬場だけではなく、一年中使えるスリーパーがいいな、という方は、こちらのタオル地スリーパーがおすすめです。
丈夫な「マイヤータオル」というタオルでお作りしているので、お洗濯してもへたりにくいのが特徴。
就寝中も暖房を使って室温を25度前後に保っているという方は、冬場でもこのくらいのスリーパーがちょうどよいかもしれません。
タオル地スリーパー
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商品ページを見る>思った以上に大事なのが、夏場の寝冷えです。
近年の暑さで、夜中もエアコンを使用している方が多くなっていますが、エアコンの風で冷え過ぎ、ということもよく起こります。
ふんわり軽いダブルガーゼの夏用スリーパーは、そんな夏場の冷え対策にぴったりです。
ガーゼ地スリーパー
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