出産祝いのマナーが知りたい!送る時期や相場の金額、NGな贈り物まで。押さえておきたい決まりごとをチェック!

大切な人に赤ちゃんが生まれたら、ぜひ贈りたいのが出産祝い。
おめでたい出来事を祝福する素敵な習わしですよね。
一方で、初めて出産祝いを贈るという方の中には、マナーや相場、どこで探したらいいかなどがわからず不安という方も多いのではないでしょうか。

そこでこちらの記事では、出産祝いを「いつ」「どんなものを」「何に気をつけて」贈ればいいか、その理由も一緒に解説していきます。

動画でも『コレだけはおさえておきたい!出産祝い基本のマナー』をご紹介しています。ぜひご覧ください♪

目次

出産祝いで失敗しないための5つのマナー

出産祝いを贈るとき、絶対に知っておきたいマナーは、以下の5点。

  1. 贈る相手との関係によって変わる金額の相場
  2. 出産祝いを贈るタイミング
  3. 相手に負担をかけない出産祝いの渡し方
  4. 出産祝いで避けるべき縁起の悪い贈り物や言葉
  5. のし紙やご祝儀袋の書き方

これ以外にもいくつか「出産祝いならではの落とし穴を避けるチェックポイント」もあるので、絶対に知っておきたいマナーに続いて紹介しています。
早速確認していきましょう!

マナー1|出産祝いの金額相場

出産祝いは、ご自身とお相手の関係によって、贈り物にかける金額の相場が変わります。

赤ちゃんの親との関係 金額の相場
親子 ¥30,000~¥100,000
兄弟姉妹 ¥5,000~¥30,000
親戚 ¥5,000~¥20,000
友人 ¥3,000~¥10,000
上司・先輩 ¥5,000~¥10,000
同僚・部下 ¥3,000~¥5,000
近所・知り合い ¥1,000~¥3,000

身内であれば、自由に使える現金も嬉しいものです。
マナー違反にはならないので、ご安心を。

マナー2|出産祝いを贈る時期

主産祝いを贈る時期は産後1週間~1カ月以内に

出産祝いは、赤ちゃんが生まれてから1週間から1か月以内に贈るのがベストです。
1週間待った方がいいのは、産後すぐは入院していることが多く、自宅にいない可能性が高いためです。
また1か月以内に贈るのは、お相手への配慮から。
生後1ヶ月以内までに贈ることで、出産祝いを贈ったあとの内祝い(お返し)を用意してくれる際に、相手方もまとめて準備ができ、手間が省けます。

出産祝いを贈るタイミングのポイント
・赤ちゃんが生まれてから1週間から1か月以内に贈るのがベスト
・報告をもらうのが遅かった場合は、報告を受けてから1ヶ月以内
・母子共に健康であることは必ず確認する
・出産前には贈らない

マナー3|出産祝いの渡し方

出産祝いを渡すときには、お相手や赤ちゃんの負担にならないかどうかをいちばんに考えたいところ。

まず、産後すぐは体調もまだ不安定ですので、病院への訪問は極力避けるようにしましょう。
またお相手のお誘いがあった場合をのぞいて、自宅や実家に訪問しての手渡しも控えた方がよいです。
出産祝いの贈り方としては、産後すぐは母子ともに体調を崩しやすいですし、コロナ禍ということもあり、基本的には郵送が無難です。
もし、すでに会える機会が決まっているなら、手渡しも良いですが、持ち運びなど負担にならないかは、一度考えてみましょう。

出産祝いの渡し方のポイント
・病院訪問は避ける
・ご自宅への訪問はお誘いがあったら
・基本的には郵送するのが無難

郵送の場合

産後1週間から1ヶ月以内に、お相手の自宅に届くように送りましょう。
産後の入院期間は5日~7日程度の場合が多いですが、入院期間が長引いている場合や実家にいる場合もあります。
受け取れる日時や送り先は必ず確認しましょう。
出産祝いは、お相手の負担にならないことが第一なので、サプライズしたい気持ちは少し抑えて、事前連絡を。
1ヶ月を過ぎてしまう場合は、メッセージカード等で、遅れてごめんねなど、ひとことメッセージを添えるのがおすすめです。

手渡しの場合

お相手の自宅や実家へ訪問して出産祝いを手渡しする場合にも、配慮したいポイントがあります。
産後すぐは体調の変化が激しかったり、慣れない暮らしで疲れが溜まってしまったりするものです。
お約束の前日に、訪問可能かどうかをもう一度確認しましょう。

また、赤ちゃんは2~3時間のサイクルで寝たり起きたりを繰り返します。
赤ちゃんに合わせてこまめに授乳も必要ですし、お相手や赤ちゃんのストレスになってしまわないよう、長居は避けましょう。
万が一にも風邪を移してしまったりすることがないよう、ご自身が体調不良の場合には訪問はやめるか、日程の変更を。

自宅や実家に訪問する際のポイント
・前日に連絡し、訪問可能か確認
・長居はしない
・体調不良の場合は訪問しない

マナー4|出産祝いにNGな物や言葉

出産祝いでは、縁起の悪い物や言葉はNGです。

出産祝いにNGな物
・花は鉢植えではなく切り花を(鉢植えは、「根付く=寝付く」と連想させるため)
・はさみや包丁 (切れることを想像させるため)
・ハンカチ (涙や別れを連想させるため)
・日本茶 (弔事で配られるため)

出産祝いにはメッセージを添えるのが一般的ですが、「きる」「絶える」「なくなる」など、縁起の悪い「忌み言葉」を避けましょう。
また、出産前にベビーグッズを贈るのは避け、妊娠中に使えるものなどを贈りましょう。

マナー5|のし紙・ご祝儀袋の書き方

熨斗(のし)・ご祝儀袋の書き方

出産祝いには、のし紙をつけるのが一般的です。
また、親族へ現金を包む場合には、のし袋(ご祝儀袋)を使います。

のしの選び方や書き方
・水引きが『紅白の蝶結び』になっているものを選ぶ
・表書きは、「御出産御祝い」や「御祝」と書くのが一般的
・「薄墨」の毛筆はNG(弔事で使用するため)

ご祝儀の包み方
・新札を用意する
・お札の向きを揃え、開いた時に肖像が見えるように入れる

出産祝いならではの落とし穴を避けるチェックポイント

会社の人に出産祝いを贈る場合は、相談を。

同僚や先輩・後輩に赤ちゃんが生まれた場合は、何名かでお金を出し合い連名で贈るのか、個人で贈るのかを必ず会社の方と相談しましょう。
また、相談することで、出産祝いの贈り物がかぶらないように調整もできます。

スケジュールに気をつける

出産祝いは、産後1週間から1ヶ月以内に届くように、出産予定日がわかったら早めに計画を立てておきましょう。
出産祝いで人気の名入れアイテムなどは、注文から発送まで時間がかかることもあります。

出産祝いは、お相手に気を遣わせないことも大切

お祝いしたい気持ちが溢れそうなのはたいへん良いことなのですが、あまりに高価なものは避けるのが無難です。
出産祝いのお返しである内祝いや、あなた自身に子供が生まれたときの出産祝い選びの際、お相手にとってプレッシャーになってしまうこともあるので、上の金額相場を目安にしてください。

出産祝いの買い方

出産祝い、マナーはわかったけれど、どこで買ったらいいかわからない!
そんな方のために、代表的な3つの買い方、百貨店、専門通販サイト、カタログギフト、をご紹介いたします。
それぞれのメリットを簡単にまとめたので、参考にしてみてください。

百貨店でギフトのプロに相談

出産祝いを贈るのが初めてで、失敗しないかとにかく不安!という方は、お近くの百貨店で出産祝いを探すのがおすすめです。

  • 百貨店にはプロがいるので、相談しながら決められる
  • 間違いないアイテムがそろっている
  • のしや配送サービスなども充実している

百貨店で出産祝いを探すメリットはこの3つ。アイテム選びから熨斗(のし)まで、お店でプロに相談しながら色々なことを決められるので、安心です。

大手百貨店のひとつ、高島屋さんは通販サイトも充実していて、とっても選びやすく作られていますよ!

通販ならギフト専門店がおすすめ(専門店なら名入れサービスも)

せっかくのお祝いだから、気持ちが伝わるかわいいアイテムを贈りたい!という方は、ギフトやベビーグッズの専門通販サイトを選んでみてはどうでしょうか。
お店独自のかわいいオリジナルアイテムや、名入れなどのオリジナルのサービスがそろっています。
また、店頭に行かなくてもいいので、日中になかなかお店に足を運べない忙しい方にもおすすめです。

  • お店に行かなくていいから、都合のいい時間を使って選べる
  • レビューが参考になる
  • ギフト専門店ならではのかわいいラッピング
  • 名入れやメッセージカードなど、専門店ならではの嬉しいサービスも

ギフトサービスが充実した、おすすめの出産祝い通販ショップをいくつかピックアップしてみましたので、参考にしてみてください。

どうしても迷うならカタログギフト

迷い過ぎてどうしても1つに選べない~!という方は、カタログギフトを選んでみてはどうでしょうか。
カタログギフトならお相手が都合のいい時に、欲しいものをリストから選べるので、「人とかぶってしまうかも…」「喜んでもらえないかも…」という心配も無用です。

こちらのハーモニックさんのようなカタログギフトの専門サイトもありますし、上でご紹介しているベルメゾンさんやシャディさんでも、出産祝いのカタログギフトを取り扱っています。

小さな気づかいで、もっと喜んでもらえる出産祝いを。

出産祝いには、気づかいを忘れずに

嬉しい気持ちを届けたい!贈り主の方のそんな気持ちが、一番の贈り物。
『自分たちのためにいろいろ考えて選んでくれたんだな。』その気持ちが伝わることが大切です。
産後は環境が激変して大変な時期ですが、小さな気づかいと一緒に贈れば、もっと喜んでもらえる出産祝いになりますよ。

当店オススメの出産祝いはこちら