「本が好きな子に育ってくれますように・・・」
赤ちゃんの感性を育てる絵本の出産祝いは、そんな想いがこもったプレゼント。
『いないいないばあっ!』
『だるまさん が』
『ぐりとぐら』
『からすのパンやさん』
などなど…
思い出に残る絵本がある、という方も多いかもしれません。
この記事では、出産祝いに絵本を贈る際の選び方と、おすすめの絵本15選をご紹介いたします。
「本が好きなあの人への出産祝いに、絵本はどうかな?」とお考え中の方は、よかったらご覧になってみてください。
絵本が出産祝いに喜ばれる理由
知育にいい
絵本の読み聞かせは、乳幼児期からの知育にぴったり。
親子のコミュニケーションが増える、自然と語彙が増えていく、想像力が育まれる、などなど、読み聞かせは、知育に大きな効果があると言われています。
特に本が好きなパパとママだったら、わが子も本好きになってくれると嬉しいもの。
小さなころから親子で一緒に本に触れる機会が多いと、成長した時に本に抵抗がなく、自然と本好きになってくれるかもしれません。
長く楽しんでもらえる
絵本には、0歳から楽しめるものや6~7歳の幼児期に適したものまで、様々なバリエーションがあります。
0歳、1歳頃にはあまり興味を引かなかった絵本が2歳を過ぎて急に何度も読むようになったり、一度飽きたと思った絵本も、しばらくしたらまた楽しそうに読んでいたりと、成長に合わせて長く楽しめるのが、絵本のいいところ。
『あまり使わなかったな…』と気兼ねさせることなく長く楽しんでもらえます。
思い出に残る
気に入った絵本は、時に一生の思い出に残るもの。
私も、「すてきな三にんぐみ」や「ぐりとぐら」、「14ひきシリーズ」などの絵本は、大人になって今でも時折見返したくなる大好きな絵本です。
出産祝いに贈った絵本が思い出に残って、絵本を通して豊かな感性が育ってくれたのであれば、これ以上ない贈り物ですね。
出産祝いの絵本の選び方
さて、ここからは出産祝いにぴったりな絵本の贈り方をご紹介いたします。
いくつかのポイントをおさえれば、絵本の出産祝いはもっと喜んでもらえるプレゼントになりますので、チェックしてみてください。
0~1歳から楽しめる絵本を選ぶ
出産祝いは生後すぐに贈るプレゼントですので、やはり0~1歳のうちから楽しめるものがおすすめです。
さわって遊べる仕掛け絵本や、お出かけ先でも便利な布絵本、赤ちゃんが握っても破れないボードブックなども、出産祝いによく選ばれています。
個人的なおすすめとしては、絵本を2~3冊選んでセットにして贈ること。
0歳から楽しめる布絵本、1歳過ぎ頃に楽しいボードブックや仕掛け絵本、3歳頃からの読み聞かせにぴったりの絵本と、成長に合わせてセットにすれば、より長く楽しんでもらえます。
長く愛される定番の絵本は要チェック
出産祝いの絵本には、やはり長く愛されている定番の絵本がおすすめです。
絵本ナビの人気ランキング などを参考に、人気の絵本から気に入ったものを選んでみてください。
ギフトサービスに対応しているお店を選ぼう
絵本は、Amazonなど様々な通販サイトで買うことができます。
出産祝いとして通販で直接絵本を贈る場合は、ラッピングや熨斗、メッセージカードなどのギフトサービスに対応しているお店で選びましょう。
きれいにラッピングされて届くと、受け取ったときの見た目も華やかで喜んでもらえますよ。
絵本の専門店として有名な、絵本navi と クレヨンハウス では、どちらもギフトラッピングサービスがあります。
本好きスタッフが選ぶ、出産祝いにおすすめの絵本15選
それではここからは、出産祝いにおすすめの絵本をご紹介いたします。
絵本ナビなどの通販サイトのランキングや、パパママスタッフにインタビューをして聞き取った人気の絵本などから厳選した15冊をご紹介しますので、参考にしてみてください。
からすのパンやさん
参考価格1,100円
出版社偕成社
あらすじ・説明
50年愛され続けている、かこさとしさん作の絵本。
個性的で表情豊かなからすたちが作る、アイデアいっぱいのパンにワクワクしたことを覚えている方も多いかもしれません。
かこさとしさんの、やさしいユーモアあふれる文章と絵で、時代を超えて愛される名作です。
11ぴきのねこ
参考価格1,320円
出版社こぐま社
あらすじ・説明
こちらの初版はなんと、1967年4月1日。
勝手気ままなねこたちは、半世紀以上もたくさんの子供たちを笑顔にしてきました。
馬場のぼるさんのなんともいえないユーモアあふれる絵柄が、見ているだけでホッとさせてくれます。
りんごかもしれない
参考価格1,540円
出版社ブロンズ新社
あらすじ・説明
なんともいえない独特の絵柄が一目見たら忘れられない、ヨシタケシンスケさんの絵本。
想像力あふれるストーリーの中には、大人も思わず考えさせられるシーンも。
家に帰ってきた男の子が、食卓にひとつのリンゴを見つけた。
そんな何気ない始まりからは想像もつかないようなお話で、1ページずつ赤ちゃんとの会話を楽しみながら読みたい絵本です。
きんぎょがにげた
参考価格990円
出版社福音館書店
あらすじ・説明
絵本をめくりながら、赤ちゃんが大好きな「探し遊び」が楽しめる絵本。
世界でも評価の高い、五味太郎(ごみたろう)さんの絵柄が、子供たちの自由な感性を刺激します。
はっきりとした大きな絵柄は見るだけでも楽しいので、0歳からの読み聞かせにもおすすめです。
パンどろぼう
参考価格1,430円
出版社KADOKAWA
あらすじ・説明
パンに化けて、焼き立てのパンをねらう「パンどろぼう」。
食パンのかぶりものから手足が生えている、なんとも間抜けで愛らしいビジュアルのパンどろぼうに、くすっと笑ってしまいます。
どこか懐かしい絵柄ですが、発売は2020年。
近年話題の作家柴田ケイコさんの作品です。
星の王子さま
参考価格1,760円
出版社岩波書店
あらすじ・説明
「夜間飛行」「人間の土地」などでも有名な作家サン・テグジュペリによる、不朽の名作。
少しさびしくて美しいお話は赤ちゃんには少し難しいお話かもしれませんが、読み聞かせをする時期が終わっても本棚に置いておいて、いつか思い出して手に取って欲しい一冊です。
100かいだてのいえ
参考価格1,320円
出版社偕成社
あらすじ・説明
たてに開いてびっくり!
なが~いおうちが見ているだけでワクワクする、低年齢から楽しく遊べる絵本です。
いわいとしおさんの絵本は、「ちか100かいだてのいえ」や「うみの100かいだてのいえ」「そらの100かいだてのいえ」など、同じシリーズも楽しめます。
たぷの里
参考価格1,320円
出版社ナナロク社
あらすじ・説明
ギャグ漫画家、藤岡拓太郎さんの初めての絵本作品。
「大人も子供も笑える、不思議なリズムがクセになる」「親の方がハマりました」と静かに話題になっている絵本は、お笑いが好きな方へのプレゼントにぴったりです。
やさいさん
参考価格1,045円
出版社学研プラス
あらすじ・説明
子供にもなじみ深い野菜たちがたくさん登場する絵本。
グラフィカルで大胆な仕掛けで、見るだけで楽しめる絵本です。
「この絵本を見ながらだと、苦手な野菜も食べられるようになった!」という声も。
本や野菜に愛着をもって関われるファーストブックに選びたい一冊。
とんでもない
参考価格1,650円
出版社アリス館
あらすじ・説明
クジラにライオン、鳥やキリン。
子供たちが憧れる堂宇物たちにも、実はみんなそれぞれに大変なことがー。
ユーモラスに描かれる人気の動物たちの姿に、想像力がどんどんふくらみます。
バスがきた
参考価格1,320円
出版社偕成社
あらすじ・説明
五味太郎さんの人気作をもう1冊ご紹介。
バス停にバスが停まると、いろんな人が降りてくる。
セールスマンや建設工夫、病人…。
味わいのある素敵な絵柄で、様々な人の人生を温かく描き出されます。
くっついた
参考価格880円
出版社こぐま社
あらすじ・説明
ページをはさんで向かい合った2匹が、ページをめくると「くっついた」。
シンプルな繰り返しなのに、ページをめくるたびにあったかい気持ちになるのが不思議です。
のんびりとやさしい時間が流れる、0歳からおすすめしたい一冊。
ぼく モグラ キツネ 馬
参考価格2,200円
出版社飛鳥新社
あらすじ・説明
出産祝いにはかなり早いかもしれませんが、大切な人へ贈るならこんな一冊も。
アメリカ、イギリスで100万部を超える大ベストセラーとなった絵本には、人生にそっと寄り添ってくれる素敵な言葉との出会いが。
大人になっても大切にもっておきたい一冊になるかもしれません。
わたしのワンピース
参考価格1,210円
出版社こぐま社
あらすじ・説明
鮮やかな色づかいと、リズミカルに流れる言葉に心を奪われる西巻茅子さんの絵本。
夢のような「わたしのワンピース」との楽しい出来事に夢中になってしまいそう。
すてきな三にんぐみ
参考価格1,320円
出版社偕成社
あらすじ・説明
表紙のダークな雰囲気に、「ちょっと怖いかも…?」と思うかもしれませんが、中を開くと、不思議とやさしい三にんぐみの物語にどんどん引き込まれてしまいます。
大人になっても思い出す、美しい絵柄が胸に深く刻まれる一冊です。
おわりに
出産祝いに贈りたい素敵な絵本は、この記事だけでは紹介しきれないほどたくさんあります。
大型の書店やクレヨンハウスなどの専門店にくと、著名な絵本以外でも、プレゼントにぴったりな絵本に出会えることも。
素敵な一冊に出会えたら、きっと思い出に残る出産祝いになるはず。
この記事でご紹介した選び方が、出産祝いの絵本選びの参考になれば幸いです。
私のNo.1絵本は、『すてきな3にんぐみ』! 7歳になる娘とも、一緒に何度も読みました。