赤ちゃんが寝てくれない!
抱っこのし過ぎで、もう腕も腰も痛い!
この記事を読んでいる今まさに、そんなことを思っているパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか。
安心してください!寝かしつけの問題は多くの方に共通する悩み。
一筋縄ではいかず睡眠不足で悩んだ・・というパパやママはたくさんいらっしゃいます。
こちらの記事では、 ネット上の記事や最新の研究、またパパママスタッフの体験談も参考にしながら、赤ちゃんの寝かしつけに困った時にチェックしてみてほしい10個のポイントをまとめてみました。
寝かしつけがどうしてもうまくいかないときは、「自分のせいかな?」と悩んでしまったりすることもあります。
でもそんなふうに思い悩む必要はありません。
なぜなら、寝つきの良さは赤ちゃんそれぞれに個性があるから。
放っておいてもたくさん寝る赤ちゃんもいれば、寝かしつけに手がかかる赤ちゃんもいます。
そして多くの場合は、習慣と環境づくりによって赤ちゃんのおねんね習慣は1歳、2歳を迎える頃には改善して行くと言われています。
眠れない日々が続くのはなかなか辛いものもありますが、寝かしつけを少しでも楽にするために、これからご紹介するチェックポイントを活用していただけたら幸いです。
赤ちゃんが寝ない!そんなときの10個のチェックポイント
チェックポイント1 寝室の音と光
まず一つ目にチェックしたいのは、赤ちゃんが寝る部屋、寝室の音と光です。
赤ちゃんが眠る部屋の環境は、基本的には真っ暗にするのが良いとされています。
音に関しては多少の雑音や生活音は気にならない、とも言われていますが、テレビやスマートフォンなどの大きな音は赤ちゃんが気になってしまうので、避けた方が良いでしょう。
でもそれ以降はテレビの音に反応して起きてしまうようになりました。
成長によっても音や光への反応も変わってくるので、「なかなか寝ないな」と思う時は、赤ちゃんのが何に反応しているかをよく観察してみてください。
また、朝になったらカーテンを開けて寝室を明るくしてあげることで、夜は暗くて眠る時間、朝は明るくて起きる時間、という生活のリズムを赤ちゃんの体が覚えていきます。
チェックポイント2 寝室の温度と湿度
2つ目のチェックポイントは寝室の温度 湿度。
寝室の適切な環境は、夏場は26度~28度、冬場は20度~23度、湿度は50%~60%と言われています。
温度に関しては体感で気にする方も多いかと思いますが、それでもなかなか寝つきが悪いなと思う時は湿度も気にしてみてください。
特に冬場の寝室は乾燥しやすく、まだ呼吸が上手じゃない赤ちゃんは喉や鼻が乾燥して、息が詰まって起きてしまうこともあります。
寝室には温湿度計の時計を置き、湿度があまりに低いようなら加湿器を使うなど、適度な湿度を保つことを意識してみてください。
チェックポイント3 寝る時の服装
次に見直してみてもらいたいのは、寝る時の服装です。
特に0歳のうちは、寝る時と日中の服を分けずに過ごす、という方も多いと思います。
寝るときはきちんとパジャマに着替えるという習慣を作ることで、赤ちゃんは自然と「この服に着替えたら寝る時間なんだな」ということを覚えていきます。
「おねんねルーティーン」という呼び方もしますが、毎日寝る前に決まった時間に決まった行動を行うことで、赤ちゃんの体は自然に寝ることを覚えていきます。
就寝時の服装を変えるのは、成長してからのお着替えの習慣づくりのためにも、早めに取り入れたいルーティーンの一つです。
我が家でも使っているのですが、お風呂上りのお洋服の上にそのまま着させられますし、お布団がはだけても安心できるのも嬉しいです。
▼スリーパーでの寝かしつけ動画も公開しています。
チェックポイント4 お昼寝をしすぎていないか?
お昼寝のし過ぎで夜に眠れなくなるということもあります。
産まれてすぐの赤ちゃんはまだ生活リズムも整っておらず2、3時間おきに起きては寝るを繰り返しますが、生後半年ごろになると。 体の睡眠のリズムが整ってきます。
お昼寝のタイミングや時間もなるべく毎日決まった時間にそろえることで。 夜もしっかり眠ることができます。
成長の段階に合わせて必要なお昼寝の時間も変わっていくので、夜なかなか寝ないなという時は、お昼寝の時間を見直してみてもいいかもしれません。
チェックポイント5 お腹がすいていないか?
なかなか寝ないだけでなく、激しく泣いてしまうようなときは、お腹が空いていないかチェックしてみてください。
赤ちゃんが必要なエネルギーの量は、成長の段階に応じてどんどん変わっていきます。
ミルクや離乳食の量が2週間前には足りていた量だったとしても、もう足りなくなってお腹がすいて泣いているという可能性もあります。
2,3ヶ月前からミルクや離乳食の量を変えていない、という場合などは、このチェックポイントを疑ってみてください。
チェックポイント6 ベッドに置くときの姿勢を変えてみる
抱っこで静かに寝ていたのにベッドに置くと起きてしまう、いわゆる「背中スイッチ」で起きてしまうことが多い場合は、ベッドに置くときの姿勢を変えてみるのも一つの方法です。
赤ちゃんは基本的に、お腹の中にいた時に近い姿勢、丸まって眠る姿勢を好みます。
ベッドに仰向けに置くと、どうしても体が伸びてしまうので、そこに違和感を感じて起きてしまう赤ちゃんもいます。
丸めたバスタオルなどを添えて、赤ちゃんを横向きにベッド置いてみたら、起きずにうまくいった!という方もたくさんいらっしゃいます。
チェックポイント7 「寝かしつけグッズ」に頼ってみる
自分たちの力だけでなく、寝かしつけグッズの力に頼ってみるという、アイディアはどうでしょうか?
育児は日々進化していて、調べてみると自分が小さかった頃には無かった便利なアイテムも続々登場してきています。
ホワイトノイズマシーンやスリーパーなど、俗に言う「神アイテム」と呼ばれるアイテムは、たくさんの先輩ママやパパたちの知恵が詰まった、宝物とも言えるアイテム。 寝かしつけに悩んでいるなら、使わない手はありません。
便利な寝かしつけグッズに頼ることで寝かしつけがとても楽になった!という声も多く聞こえてきます。
チェックポイント8 スキンシップや遊びの時間をとる
赤ちゃんが自分一人で寝られるようにするトレーニング、通称「ネントレ」を試しているけどなかなかうまくいかない!という方は、寝る前のスキンシップが充分かという点は要チェックです。
赤ちゃんはママやパパの肌に触れることで、安心して、リラックスして眠りの準備をすることができます。
赤ちゃんを抱っこっせず、ベビーベッドやベビーサークルを使ったネントレは、うまくいけば寝かしつけが楽になるとてもいい方法です。
でも、あまりにも寝付きが悪く逆にママやパパのストレスになってしまうこともあります。
そういう場合は、寝る前のルーティンの一つとしてスキンシップや手あそび、うた遊びの時間をいつもより長くしてみる、など工夫することで、赤ちゃんがリラックスして寝付きやすくなるかもしれません。
チェックポイント9 「抱っこ歩き」を試してみる
赤ちゃんは運ばれているときに眠くなるのではないか、という研究があります。
理化学研究所脳神経科学研究センターの黒田公美さんのチームによる研究で、論文では輸送反応となづけられています。
確かに赤ちゃんって、車やベビーカーに乗るとよく寝てくれますよね。
研究の中で推奨されているのは? 余計なことを考えず、とにかく抱っこして5分歩くという方法。 もちろん腕で抱っこしたまま5分以上歩くのはとっても辛いので、抱っこひもを使って、お部屋の中外問わずとにかく歩き回ると、赤ちゃんがよく寝たという研究データがあるようです。
また黒田さんは「背中スイッチ」に関しての研究も進めており、赤ちゃんが眠って7~8分経ってからおろすとそのまま寝てくれたという結果が多かったことや、背中を付けた時ではなくママの体から赤ちゃんの体が離れたときに赤ちゃんの脳が反応している、ということが分かっています。
チェックポイント10 ママやパパが気にしすぎていないか?
最後に振り返ってみてほしいのは赤ちゃんではなく、ママやパパ自身のこと。
赤ちゃんはとても敏感なので。 ママやパパの気配をしっかり感じています。
寝かしつけをするママやパパ自身がリラックスしていることは、赤ちゃんが安心して眠る上でとても大切なことです。
眠れない日々が続いてイライラしてしまうときは、まずはママとパパがしっかり眠って体調を整えるのを優先してみるのもいいでしょう。
ママとパパが交替で一晩まるっと眠れる日を作る、両親を頼ってみる、ベビーシッターを利用するなど、方法はいくつかあります。
それからおねんねの習慣というのは、一朝一夕で身につくものではありません。
一回取り組んでだめだったからといって、毎日ころころ寝かしつけの方法を変えていると、なかなか習慣化せず、かえってストレスになってしまうこともあります。
習慣は一日にして成らず、です。
最近イライラしすぎてるなと思う時は、気長に構えて、リラックスした状態で赤ちゃんと過ごすことを心がけてみてください。
私もこの記事を書いている今まさに、0歳児の子育ての真っ最中。
寝れない日が続くこともありますが、どんとかまえて一緒に乗り切りましょう!
0歳、7歳の二児の父として、毎日子供たちからいろんなことを教わりながら成長させてもらっています。