安心の定番ファーストシューズ11選！選び方から注意点まで、基礎知識も解説します。

　
つかまり立ちやよちよち歩きをし始めたら用意してあげたいファーストシューズ。
ベビーの発育や将来のあるき方も左右するとても重要なアイテムです。

ベビーのあんよは、まだやわらかい軟骨の状態だからとってもデリケート。
サイズや形の合っていないものを選んでしまうと、簡単に変形してしまいます。
だからこそ、正しい立ち方・あるき方ができるように工夫がたっぷり詰まった「良いベビーシューズ」を選ぶべき。

ということで今回は、ファーストシューズの基礎知識や選ぶときの注意点に触れつつ、安心の定番アイテムをご紹介します！

また、ファーストシューズは縁起物としても知られ、出産祝いや1歳のお誕生日プレゼントとしても大変人気です。
ギフトとしてファーストシューズをお探しのみなさんもぜひ参考にしてみてくださいね。

定番アイテム11選をすぐに見る

ファーストシューズってどんなもの？

ファーストシューズは、ベビーが靴に「慣れる」ためのもの。
つかまり立ちをし始める頃に「ベビーに初めて履かせるお靴」であり、記念に取っておくという方も多いです。

また、ファーストシューズは「あるきはじめのベビー用」シューズの総称としても使われています。
あるき始めのベビーのあんよは、まだ土踏まずがなく平べったいです。
そのためファーストシューズは、だんだんと土踏まずが形成される3歳頃からのベビーシューズとはちょっと違う特徴を持っています。
（具体的な違いや特徴は、次章以降で詳しく見ていきますね。）

ちなみに、3歳くらいまでのベビーのあんよは半年に1cm大きくなると言われ、シューズは約3ヶ月でサイズアウトしていくことがほとんど。
1歳前後から2歳なかば頃までに「ファーストシューズ」と名前の付いているベビーシューズを何足か履くことが多くあります。

ファーストシューズにはジンクスがある

ヨーロッパでは、出産祝いに靴をプレゼントする風習があります。
この風習で贈られる靴も「ファーストシューズ」と呼び、玄関に飾ることで幸運を呼び込めると言われる縁起物です。
「両親以外からプレゼントされると縁起が良い」とも言われているので、出産祝いとして検討されている方にぴったり！

ヨーロッパの「ファーストシューズ」は、ハイハイも始まっていない生まれたてのベビーに履かせる場合もあり、手編みのものも多いです。
その場合「あるきはじめのベビー用」ではなく「1度履かせたら飾っておくもの」として作られていることもあるのでお気をつけください。
　

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飾るのにもおすすめなシューズをちょっぴりPick up!

出典：ねじまき鳥靴工房公式サイト

memorial shoes

16,280円（税込）

鳥取市に工房を構える「ねじまき鳥靴工房」のメモリアルシューズ。ビスポークシューズを手掛ける職人が大人の靴と同じ製法で作っている飾っておくためのファーストシューズです。
出典：familiar（ファミリア）公式サイト

ベビーシューズ

2,310円（税込）

宮内庁御用達として広く知られ品質で信頼を集めるファミリアから、退院時やお宮参りなどのセレモニーでも活躍するサテンのベビーシューズ。生まれたてのベビー用で本当に小さい7cm！
Namingシューズ

15,400円（税込）

出産祝い専門店のBabyGooseから、いろいろ選んでオーダーできるお名前刺繍がとってもキュートなファーストシューズ。ソールのサイズ調節ができるので長く使えて実用性も抜群！誕生から履けるまで、そして履いた後にも飾っておきたい1足。
出典：MIKIHOUSE（ミキハウス）公式サイト

牛革プレシューズ

11,000円（税込）

ベビーアパレルブランドとして世界的に有名なミキハウスから、シンプルで上質なデザインのプレシューズ。セレモニーにも、ハイハイからつかまり立ちの頃におへやでお靴に慣れさせるのにも◎

ファーストシューズはなぜ必要？

ベビーは、まだ大人のように上手な重心移動ができません。
また、土踏まずも形成されていないので、よちよち歩きのベビーは足の裏全体でぺたぺたと着地してしまいます。
これは、姿勢が安定しないですし、まだデリケートなベビーのあんよには負担が大きすぎるんです。

しっかりとしたファーストシューズは、そんなあるきはじめのベビーにとっては補助輪のような役割があります。
デリケートなベビーのあんよをしっかりと守り、足の正しい成長を助け、よちよちあるきで転んでしまうリスクを減らすような工夫がたっぷり。

まだ未熟なかかとをしっかりと支える構造
クッション性が高く硬い床からの衝撃を緩和できるソール
すり足で歩くことも多いベビーの「つまずき」を予防するつま先の反り返し
指先を動かしやすくすることで、地面を掴むような指の動きができるつま先のゆとり
足首をしっかり固定するハイカットで、ふらつきやすいベビーのよちよちあるきをサポート
ソールが正しい位置で柔軟に曲がることで、正しいあるき方を邪魔しない

などなど。
歩きはじめのベビー用だからこそのポイントを押さえたデザインとなっています。
だからこそ、初めてのあんよには、サイズがぴったりのファーストシューズがおすすめ。

これは、そのままファーストシューズの選び方にもつながります。

ベビーのおくつ選びは慎重に！

冒頭でも述べましたが、ベビーのあんよは骨のほとんどが軟骨の状態です。
そのため、形やサイズの合っていないお靴でも履けてしまいます。
そしてそのお靴に合わせるように、まだ柔らかいあんよは簡単に変形してしまうんです。

もしベビーのあんよに合っていないお靴を履かせていると、あんよの正しい成長が阻害され、土踏まずがない「扁平足」や親指が小指側に変形してしまう「外反母趾」などになってしまうリスクがあります。

また、正しいあるき方を知らないベビーはあるきにくい靴に合わせたあるき方を習得してしまうことも多いです。

合っていない靴であんよが変形してしまったりバランスの悪いあるき方になってしまったりすると、「ころびやすい」「つかれやすい」「足が痛くなりやすい」など運動に関する問題を抱えてしまうことになりますし、取り返しがつきません。
だからこそ、ファーストシューズに限らずベビー・キッズのおくつ選びは一生に関わる重大ごとです。

特にベビーは、大人と比べて痛みや窮屈さを感じにくいうえ、自分で「これ、小さいよ」「大きくてあるきにくいよ」といった意思表示がまだできません。
だからこそ、周りの大人がしっかりとベビーの様子を観察し、成長に合わせて適切なサイズのおくつを用意してあげることがとても重要になります。

ファーストシューズとベビーシューズの違い

ファーストシューズは、ベビーシューズのひとつ。
その定義にはメーカーやブランドによって少しずつ差があります。

ただ、一般的に11cm~15cm前後のサイズで1歳頃から3歳頃まで使用するお靴のことをベビーシューズと呼び、なかでも13cmくらいまでのあるき初めにおすすめなシューズを「ファーストシューズ」として分けている場合が多いです。
ファーストシューズの前にお部屋での練習用として「プレシューズ」やファーストシューズの次のお靴として「セカンドシューズ」というのも最近よく見ます。
こちらも、メーカーやブランドによって定義が異なります。
それぞれの解説を参照しつつ、ぜひ、ベビーのあんよにぴったりのものを選んであげてください。

ファーストシューズはいつからいつまで使う？

1歳前後のベビーは個人差が特に大きい時期。
身体の大きさもあるき始めるタイミングもひとりひとり様々です。

そのため、ファーストシューズをいつからいつまで使うかはベビーが何をできるようになったかで判断するのがおすすめ。

「あるきはじめのベビー用」シューズという意味でのファーストシューズは、「よちよちあるきができるようになる頃」から使います。
ベビーがつかまり立ちをし始めたら、よちよちあるきができるようになる頃までにまずは1足、サイズのあったファーストシューズを用意しましょう！

ベビーの足サイズを正しく測る方法

ベビーシューズのサイズは、ベビーのあんよの大きさ＋0.5cm~1cmで選びます。
ということで、ベビーのあんよの測り方を知っておきましょう！

自宅でご自身で測る方法
自宅で測るときには、シューメーカーが公式サイトなどで公開していてダウンロードも可能な「専用スケール」を使用するのがおすすめです。（アシックス公式サイトの専用スケールやIFMEのオリジナルスケールなど。）
ベビーのかかとがしっかり床を踏むように、また左右に均等に力がかかるようにまっすぐ前を向いた状態でスケールの上に立たせて上げれば、足の大きさがわかります。
（スケールを使用するときには、定規などで正しい縮尺で印刷ができているかを確認しましょう！）
詳しい使い方も各サイトに載っていますので、参考にしてみてください。
お店でプロに測ってもらう方法
ベビーシューズを販売しているお店に行くと、プロのシューフィッターさんがベビーのあんよの大きさを測ってくれることも多いです。（いらっしゃらない店舗でも、大抵サイズを測ってもらうことはできます。）
まだひとりでじっと立っていることは難しいベビーが多いですから、サイズを測るのは意外と大変なもの。
ベビーシューズを購入するときには、やっぱり店舗で試し履きするのが一番ですから、気になっているメーカー・ブランドのお店で測ってもらうのもおすすめです。
中敷きで測る方法
中敷きを取り出してベビーの足に当ててみて、ちょっと押し付けた状態で一番長い指から中敷きのつま先部分までに0.5cm~1cmの余裕があればサイズはOKです。
おくつを履かせてみて、幅や甲がフィットしているか確認しましょう。
ベビーのあんよのサイズはざっくりわかっている時や履かせたいベビーシューズがすでにある場合など、簡単に確認できます。

足の長さ（足長）の他に、足の幅や甲の高さも靴選びではポイントになります。
多くのベビーシューズは幅や甲を留め具で調整できますが、可能なら、実際に試し履きをしに行くのがベストです。

ベビーの成長は驚くほど早いもの。
あんよは、特に3歳ごろまでの変化が大きいです。
ファーストシューズを使いはじめる1歳前後からの期間、ベビーのあんよは大体3ヶ月で0.5cm大きくなります。
ぜひ、頻繁に足のサイズを測って、ちゃんとつま先のまわりに余裕があるか確認してあげてくださいね。